Low-E ガラスっていったいどんなものでしょう。
Low-Eガラスという言葉を耳にしたことはないでしょうか、Low-EはLow Emissivityガラスの略で、直訳すると「低放射ガラス」ということになります。
酸化スズや銀などの金属膜をコーティングして作るのが最も一般的です。普通のガラスの放射率は0.85程度ですがLow-Eガラスの放射率は0.1以下とされています。これはどのような働きがあるでのでしょうか。
窓ガラスの遮熱性能を高めるため、熱戦反射ガラス、熱線吸収ガラスが使用されています。しかし近年ではさらに日射熱取得率を低下させるために、Low-E複層ガラスというガラスが多く使用されるようになっています。
窓ガラスが吸収した光によって発生した熱は室内側、室外側にそれぞれ熱抵抗の
比に従って再分配されます。室内への遮熱性能を高める為には室外側への再放射割合を高めたいのは言うまでもないのですが、ここで登場するのがLow-Eガラスなもです。
図にその構成例しめしました。このように室外側のガラスにLow-Eガラスを使用した複層ガラスでは、日射の吸収によって発生した熱を効果的に室外へ再放射させることができます。この為、日射熱取得率n値が0.43というたかい遮熱性能を持った複層ガラスが実現しています。
一方、複層ガラスにすると熱貫流率が低下するので、断熱性能も合わせ持つことができます。加えて前述の室外側のLow-Eガラスは、冬場は室内からの熱を反射して室内に戻すことで断熱性能が向上します。このようにLow-Eガラス用いることで、夏の冷房、冬の暖房効果を最大限に生かせるエコガラスが実現しています。
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